ダムトリビア


メディアの中のダム

-北斗の拳編-

漫画「北斗の拳」は原作:武論尊、画:原哲夫のコンビで、1983-88まで少年ジャンプに連載されていた。伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者ケンシロウが、世紀末の荒野を宿敵シン(南斗孤鷲拳伝承者で、南斗六聖拳の一人)に連れ去られた恋人ユリアを探して、悪を倒しながら進んで行く物語である。この後、残った南斗の男達との戦いや北斗の同門であるラオウとの戦いを経て、ケンシロウは真の北斗神拳伝承者となる。物語はここで終わらず、元斗皇拳の戦士ファルコらとの戦いから、ケンシロウの、そしてラオウ、トキの故郷でもある「修羅の国」に場所を移して展開する。この修羅の国にはラオウ、トキの実兄であるカイオウや、ケンシロウの実兄ヒョウもいたが、彼らはもう一つの北斗、「北斗琉拳」を伝承し、修羅の国を治める羅将となってケンシロウを待ち受ける。この作品は後にアニメ化され、現在DVD(全26巻、152話)でも発売されている。ここでは北斗の拳DVDからダム情報を拾ってみる。

第55話:死に行くのかレイ!今・男はここまで美しい!!
第56話:美しき拳士レイVSユダ!男の花道に涙はいらぬ!!

恋人のユリアに似たマミヤ。そのマミヤの村に辿り着いたケンシロウは用心棒を頼まれる。彼女の村は牙一族と呼ばれる集団に狙われていた。そこへ冷ややかな眼を持った一人の男が現われる。彼こそ南斗六聖の一人、南斗水鳥拳の「レイ」であった。ケンシロウとレイは協力して牙一族を倒す。その後マミヤの村は拳王(ラオウ)の侵略を受け、助けに行ったレイは拳王に秘孔新血愁をつかれ、あと3日の命と宣告される。そしてレイはマミヤの悲しい過去を知る。マミヤの肩に刻まれた「UD」の烙印。それは同じ南斗六聖の一人、南斗紅鶴拳の「ユダ」の紋章であった。レイはユダを倒すべく立ち上がる。ユダはマミヤの村に進撃しレイと戦うが、この時部下の「コマク」を使ってマミヤの村にあるダムを破壊し、村に洪水を起した。この村の砂は水を含むと流砂となって足に絡みつき、南斗水鳥拳の真髄である脚の動きを封じ込める。更にコマクはその水に毒を入れようとしていたがケンシロウによって倒され、破壊されたダムも岩で堰き止められた。このダムは重力式コンクリートダムと思われるが、なぜか逆アーチ状であった。

第128話:修羅の国に救世主伝説走る!その名はラオウ!!

元斗皇拳の使い手の一人、緑光の「タイガ」に連れ去られた天帝の子「リン」を追って、修羅の国に渡ったケンシロウ。修羅の花嫁となるべく連れ去られたリンを助けた、北斗琉拳4人目の伝承者「シャチ」は、リンを第三の羅将「ハン」の元へ連れて行く。リンを囮にケンシロウをハンと戦わせ、その拳を見切るためだ。だが、予想より早くケンシロウはハンの居城に着いていた。ケンシロウとハンの死闘が始まり、それを見ていたハンの従者は「ラオウ」来襲を知らせる為にダムの機械室に入る。修羅の国には救世主伝説があり、その救世主(北斗琉拳にとっては敵)が現われた時には「伝達の赤水」が河を流れ、国中に知らせる事になっていた。ダムのクレスト部に赤水を入れたタンクがあり、スイッチを入れると爆発してダム下流に赤い水を流すシステムである。このダムはハンの居城に隣接しており、型式は重力式コンクリートダムであると思われる。赤水を出していたのは洪水吐なのかどうかは不明だが、常用洪水吐は4門あるようだ。漫画ではクレスト部にタンクが取付けてあり、非越流式のダムであった。

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